全力疾走と死亡診断書

今日はオペ日です。
結果からすると、5件のオペ、3件に助手、2件に麻酔見習い。
9:00開始、19:30終了。
昼ごはん20分以外、やりっぱなしです。
もうあわただしくて、悩んだり、落ち込んだりしてる暇がありません。


つまり、今朝、担当の患者さんが亡くなったのです。
初めてです。
朝、病棟に行くと、看護師さんから、「先生、実は・・・」と。
なんか呆然としてしまいました。
もう、いつ亡くなってもおかしくない状態、治療も積極的にできない状態ということはわかっていたことですが・・・。
やはり、切ないものです。
それを聞いたのが8:30。
看護師さんに「ご家族が9:00に死亡診断書をとりに来られますので」と。
急いで書いて、9:00からオペ。
ご家族と話す暇すらありませんでした。
正直、今日一日仕事にならないんじゃないかと最初は不安でしたが、そんな暇はありませんでした。
麻酔で、患者さんの命を預かってるわけですから。
慣れようとは思いません。
でも、患者さんの命を失い、患者さんの命を預かって、前を向いて、患者さんと向かい合おうと気持ちを新たにした一日でした。