告白

h_a_m_u_t_a2007-10-03

新しいTシャツが届きました。
人類補完計画です。




そんなことはどうでもいいんですが。
そろそろ告白をしようかと思います。
なんだか最近、医局内でのプレッシャーを感じることですし。
「先生、内科医になるんだよね?」とか「産婦人科に向いてるよ!」とか。
ちょっとストレスフル。
なので、そろそろ宣言しとこうと思います。


わたくし、三年目から、「小児外科医」を目指していこうと決めました。
ただ、小児外科だけやっていくのはウチの病院では無理なので、小児外科+消化器外科というかたちを目指します。
この間、一応かなり悩みました。
自分としては医者を志してからずっと小児科医になるつもりでした。
中学生の時にSELにかかり、そこで出会った松戸市立病院のH先生の影響が大きかったです。
子供の自覚や心構えに対して厳しい先生でした。保護者にも厳しい先生でした。
ただ、病気に対してそうやって立ち向かっていかないと、病気と闘えないということがわかっているからこその厳しさだと思いました。
自分の体のこともありました。
やっぱり周りが事情をよくわかってくれる職場のほうがいいだろうと。
そして、自分の患者としての苦しみを生かして、自分にしか出来ないこと、自分にしかなれない医者になろうと思いました。
そういった経緯から、小児科、特に腎臓や膠原病など慢性疾患を扱う医者になろうと思っていました。
そして初期研修が始まり、そこで小児外科S先生に出会ってしまったのです。
それまでは小児外科というものをよく理解していませんでした。
なんだかよくわからないけど、子供の先天性疾患とか手術するんだろうなぁ、みたいな浅い知識しかありませんでした。実際に見てみて・・・惚れました。
美しいのです。
子供の体にメスを入れるのです。
ただ治すだけではだめなわけです。
できるかぎり、きれいに、その子の将来を考えて治す。
後遺症ができるだけ少なく、むしろ手術したことを忘れちゃうくらいに影響なく。
自分は小児科医として、子供の成長・発達のどの段階でもいいから、なんらかのかかわりができればいいなと思っていました。
つまり、その子の人生においてはどんどん忘れ去られていく事実かもしれないけど、実はかなりがっつり人生に関わることをする科なわけです。
もちろん命を守ると、その後、50年60年と続く人生を変えられるわけです。
そんなだいそれたことを考えているわけではないけれど、子供の人生に関わる、という意味ではまさに自分のやりたかったことだったのです。


長々、書きましたが、要は小児外科とS先生にほれ込んでしまったわけです。
もちろん自分の体のことで問題はたくさんあります。
ただ小児科に行くより感染リスクは減るし、結局内科医になっても体はきついし。
むしろ精神的ストレスが体に悪影響を与えることはわかりきっているので内科医のほうが体を壊すと考えました。(どうやら僕は内科にむいていないらしい)
そして、手術が好き。
小児科医と小児外科医、最初にやるなら小児外科かなと。
だめだったら小児科というのもありだと思うし。
ただ、外科を途中からは難しい・・・。
松戸市立病院のH先生にも相談しました。
先生も応援してくれました。
そして、S先生と密会。@9月10日
先生も歓迎してくれました。
と、いうわけで、めでたく内定?


と、いうわけで、3年目はいまの病院で外科医をやることになると思います。
が、今後とも変わらぬご指導のほどを・・・。